« 2009年03月 | メイン | 2009年05月 »

2009年04月 アーカイブ

2009年04月01日

「なぜ、こういう結果になるのか!?」

090401_01.jpg

*先月公開プレゼンテーションを見に行ったこのコンペの結果が、今日ウェブサイトで公表された。設計者に選ばれたのは妹島和世さん。正直、この結果には驚いた。次点はというと、北山恒さん。会場にいた人ならわかると思うが、審査員との応答や案の実現性は北山さんがずば抜けて良かったように思えた。このように、最近のコンペでは思わぬ結果になることが多く感じる。

*そこで、最近のコンペをこう斬ってみた。「なぜ、こういう結果になるのか!?」。コンペの傾向としては、優れた案を選定するというものから設計するに相応しい設計者を選定するという、いわゆるプロポーザル方式にシフトしてきている。これは、主催者側の事情によるものだと思われるが、できるだけ早い段階から設計者を選びたいという意図があるからだろう。それによって、応募者側では応募できる資格が定められたり、応募できたとしても山のような資料を提出しなければいけないという事態が起きている。どんな資料を出すかというと、応募者の経歴やこれまでどんな建物を設計してきたかの実績、作品の受賞歴、掲載された記事など、枚数にするとちょっとした作品集ができてしまうほどだ。しかも、部数も半端ない。この段階で、経験の少ない若手の建築家は応募できないし、経験のある建築家と組んで応募する人が増えてきている。

*膨大な資料が要求される応募者側にとってみれば、審査における書類の重要性が高いと思わざるを得ない。今回のコンペでは美術館を設計する設計者の選定というものだったので、書類審査の段階で美術館の設計経験が問われた。設計者に選定された妹島さんは、金沢21世紀美術館ニューミュージアム現代美術館など国内外での美術館の実績を多く残す建築家のひとりだ。書類審査の段階でもおそらくトップだったにちがいない。結果から考えると、事前に提出した書類の重要性を物語る。

*だったら、どうして案なんて出させるのだろうか。案の比重はどの程度あるのか。そんなことを思ってしまう。今回、2次審査に10者残った。10者の中身は、経験の大小に関わらずさまざまな案だった。案のバリエーションが10通りも提示されたといって良いくらい、それぞれに色が違っていた。公開プレゼンテーションでは、自分の案がいかに相応しいかを一生懸命にアピールする発表者に対して、今回の案に対してどの程度の許容があるのかを審査員が質問をする。このやりとり自体が、各案の明暗を分けるところでもあり、コンペの醍醐味でもある。実際に、市民やメディアに公開されるのはこの部分だけである。事前に提出された書類審査は公開されない。コンペの公開性とは一体何だろうか。そして、案の重要性を問う必要はないのだろうか。決して妹島さんの案が悪かったとは言えないが、仮に書類審査で優位であっても2次審査での大逆転はないのだろうか。応募する側として、いろいろなことを思う。最も、最近のコンペで感じることは、公開プレゼンテーションで繰り広げられる展開と結果にギャップがあることだ。

2009年04月03日

春ですね

090403_01.jpg

*今日はこれまでにない春の日和。事務所近くの林試の森公園の桜も満開に近づきつつあります。春ですね。

*PEA...はこの春から企画ものを2つスタートさせています。どちらも建築学生を対象とした企画。小学校の課外授業を企画していたときにも同じようなメモがブログに残っていましたが、“たくさんの人が関わってできるデザイン”が最近気になっています。そろそろPEA...独自で自主企画もスタートさせようかと考えています。僕たちの中である程度クライテリアが見えてきた段階に声掛けしたいと思います。

090403_02.jpg

*それから、先日リノベーションアーカイブスにくしだ蔵プロジェクトのレポート「まちと人をつなげること」がアップされました。僕と小川さんで書きました。

http://forum.inax.co.jp/renovation/

2009年04月07日

「20 クラインダイサムアーキテクツの建築」オープニングパーティ

090407_01.jpg
090407_02.jpg

*夜、ギャラ間で明日から開催される「20 クラインダイサムアーキテクツの建築」のオープニングに出席する。さすがKDaといった展示。KDaのつくる作品は見る人をほんのりと幸せな気分にさせてくれる。いつもそう感じる。展示を見て、今日もそんな感覚を味わう。下のフロアでは、点滅する矢印のスタンド式看板にこれまでの作品の写真が貼付けられ、とにかく鮮やか。会場がテーマパーク化していて、このアイテムひとつで中庭まで展示が続く。

*上のフロアは一転して、暗転された真っ暗な空間に3Dクリスタルがずらり。これまでの20年間の作品がアクリルのかたまりに精巧に刻み込まれていて、見るものを圧倒させる。目の高さでひとつひとつがキラキラと光りながら回転している。これまた、鮮やか。

090407_03.jpg
090407_04.jpg

*その後、会場をスーパーデラックスに移して、パーティが続く。スタッフやOBからお二人への贈り物がなんとも印象的。ハッピーなひとときを一緒に満喫する。

2009年04月08日

楽しむ能力はひと一倍

090408_01.jpg

*久しぶりのアートフロントで打合せ。槻橋さんに同行して、7月から始まる大地の芸術祭についてお話を伺う。PEA...の2人も「建築ノート」デビューです。まずは6ページのお仕事。きっちりとやり抜こう。

*打合せ後、代官山のカフェで槻橋さんとお茶をしながら、ラフにページのイメージをつくる。後半は妻有のツアー企画にまで話が膨らむ。いよいよ楽しくなってきそう。PEA...の楽しむ能力はひと一倍。盛り上げていこう。

2009年04月10日

「ぺちゃくちゃないと Tokyo Volume #61」

*「ぺちゃくちゃないと」にPEA...がプレゼンターとして選ばれました。きっかけは1枚の名刺のデザイン。みなさまお誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。以下、告知です。

---
「ぺちゃくちゃないと Tokyo Volume #61」
●日時:4月22日(水)開場19:00〜/開演20:20〜
●会場:SuperDeluxe(http://www.super-deluxe.com/【*携帯用:http://www.sdlx.jp】)
●入場料:1000円(1ドリンク付き)

●“ぺちゃくちゃないと”とは:
2003年、クライン ダイサム アーキテクツによって始まったぺちゃくちゃないと。若いデザイナー、クリエイター達がアイディアを分かち合い、ネットワークを広げる場として始まった。
デザイナー(特に建築家)にいったんマイクをわたすと、話が長くなりがち...。そこで、考えついたのが20スライドX20秒というフォーマット。どのプレゼンターも20枚のスライドを各20秒ずつ見せる。合計6分40秒のプレゼンは明瞭で分かりやすく、多くの人がアイディアを紹介できるというわけだ。
遂に、このイベントの開催都市も全世界で100都市を突破、そして現在もその数は拡大中!!クリエイティブな仕事を気軽に紹介できる場所は、世界中で求められている。
あなたの近くの会場で、ぺちゃくちゃに加わろう!(クライン ダイサム アーキテクツHPより)
http://www.pecha-kucha.org/

2009年04月17日

うまくコントロールせねば

090417_01.jpg

*急に忙しくなった。気がつけばまた1週間が終わっているという状況。うまくコントロールせねば。

*「ぺちゃくちゃないと」は明日プレゼンデータの提出。それに向けて、ポートフォリオやウェブ、PCの中から過去のプロジェクトフォルダをむさぼり返す。各プレゼンターは、1枚20秒、計20枚のスライドを使ってプレゼンを行う。400秒=6分40秒なので、それほど長くはないが、実に濃いプレゼンができそう。プレゼンもプロジェクトも楽しくがもっとう。そこが伝わればGoodかな。

*「建築ノート」は槻橋さんとの打合せを2回を終えて、ようやく枠組みが見えてきた。とにかくPEA...に期待されていることが明確に。7月発売の7号の6ページを担当します。告知は後ほど。あらためて楽しいページをつくっていこう。

*東大の橋本さんらと進めている横浜のプロジェクトは、企画内容が大方決まってきた。横浜のとあるサイトを会場に、地域づくりプロジェクトの第1期という枠で連続ワークショップを行うというもの。講師も決まり、5月の告知に向けて、順調に進んでいる。こちらも、詳細な告知は後ほど。

2009年04月22日

これからもPEA...をよろしく!

090422_01.jpg

*本日の「ぺちゃくちゃないと Tokyo Volume #61」には、たくさんの方に来ていただきました。ありがとうございました。久しぶりにお会いした方、また新しく出会えた方、いろいろな方にPEA...を知っていただけて嬉しく思います。スポットライトを浴びすぎて相当汗ばんでいましたが、拙いプレゼンにお付き合いいただきましたことを感謝いたします。これからもPEA...をよろしく!

090422_02.jpg090422_03.jpg
090422_04.jpg090422_05.jpg
090422_06.jpg090422_07.jpg
090422_08.jpg090422_09.jpg

2009年04月30日

「住宅展示場を公園化する―まちと人をつなぐインスタレーション」

トラフさんを講師に迎えて、住宅展示場で連続ワークショップを行います。インスタレーションに興味があったり、1/1の実作をつくってみたいという学生を募集します。以下、告知です。

---
ハウスクエア横浜地域づくりプロジェクト 第一期
「住宅展示場を公園化する―まちと人をつなぐインスタレーション」

インスタレーション作品を参加者で構成するグループで実際に立案・製作し、
会場に展示する全4回の連続ワークショップ

■日時
第一回:6/7(日)/会場見学ワークショップ
第二回:8/23(日)/中間発表ワークショップ
第三回:9/6(日)/進行報告ワークショップ
第四回:10/25(日)/講評会ワークショップ
各回とも13:00~17:00(予定)

■会場
ハウスクエア横浜

■講師
鈴野浩一・禿真哉(トラフ建築設計事務所)、橋本憲一郎、山中新太郎

■コーディネーター
小川弾、落合正行・川上恭輔(PEA...)、工藤恭正

■応募資格・定員
大学生、大学院生、専門学校生
定員:25名程度

■応募方法
下記アドレスに氏名と連絡先をお送り下さい
hqproject2009@yahoo.co.jp

■詳細情報(Webページ)
URL http://d.hatena.ne.jp/HQProject/

■企画・運営
ハウスクエア地域づくりプロジェクト実行委員会

About 2009年04月

2009年04月にブログ「MOB」に投稿されたすべてのエントリーです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2009年03月です。

次のアーカイブは2009年05月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type