
*朝、30分遅れで千葉に入る。最寄り駅で川上と合流。授業で話す内容をイメージしながら、時間いっぱいまでまちを歩く。職員口から通していただき、校長室へ。校長先生とお会いするのは今日が初めて。お会いするなり、熱のこもったお話で盛り上がる。教育という枠を超えて、これからを学校を考える校長先生は、どこかこれから行う授業と一致する。背中を押された気持ちで、視聴覚室へ。
*千葉市のとある小学校から、「建築家の仕事をのぞいてみよう」という課外授業に僕たちPEA...が招かれた。計3限分を与えていただいたが、2限目はレクチャー、3・4限目はワークショップというプログラムを組む。まずは「建築家とは?」から「家」や「まち」の成り立ちまで、スライドを使ったレクチャーを行う。鳥になった気持ちで「まち」を空から見てみるという体験は、小学生に大好評。小学生の心をうまく掴んだようだ。


*後半は約60名の小学生全員が建築家になって、牛乳パックを使ってひとつのまちを作るというワークショップ。家を設計するルール、施主の要望、周辺の環境を子供たちなりに考え、4人で1グループごとにひとつひとつの街区に家を建てていく。
*子供たちの意識の中では、「建築家になってみる」という体験が最もの楽しさだったのかもしれない。中には、天窓を付けたり、テラスを付けたり、共同住宅を作ったりした子もいた。これほど具体的な家を作るとは、僕たちの予想を遥かに超えた。



*シメは各班のリーダーに担当した街区の前に立ってもらい、いくつかの質問に答えてもらった。ここでも、緊張しながらも精一杯自分なりの答え方をする子がいたり、他の班とは異なる答え方をする子がいたりした。とにかく個性が見えるワークショップだった。
*今回、小学校の課外授業として職業を学ぶという主旨だったが、それ以上にこの年齢で建築に触れるという意味は大きかった。家の間取りを考えるのではなく、家と家あるいは家と道路の関係を考えることで、それぞれがどういう関係を持ちながらひとつの大きなまちをつくっているのかが、なんとなくでもわかってもらえたと思う。まちを考えることは、建築家の新しい仕事だと彼らに教えることができた。